説明
F.O.B FACTORYのBAKER PANTSのご紹介です。
FATIGUE PANTSやUTILITY PANTSとも呼ばれるBAKER PANTS 米軍で作業用に使用されていたパンツです。
BAKER PANTSを制作するにあたり、色々な年代のBAKER PANTSのカッコいいディティールをミックスしています。
ベースは60年代のBAKER PANTSを採用し、70年代からのディティール、フロント開きをZIPPER仕様にして着脱を容易にしています。
一番の特徴とも言える、着用2、3年後のパンツの表情を楽しんで頂くために、素材は綿100%のオリジナルバックサテンの生地を採用し、ディティールは60年代以前の内股、脇側とも巻き縫い仕様の2本ステッチを踏襲しています。
オリジナルバックサテン生地は、50年代前半以降、米軍が新しいミリタリーカラーとして採用したOG-107(オリーブグリーン 米軍 color code 107)の色味を当時と同じスレン染料(VATDYE)で染め製作した物になります。
スレン染めは洗剤に強く、色落ちしない反面、摩擦による堅牢度が少し弱い特性がありますので、この頃の年代と同じ軍物古着に見られるベースの色は残っているのに、アタリだけは見られる現象が起きます。
またシルエットは、古着のBAKER PANTSとは全く違い、股上は深すぎず浅すぎない、モモから膝にかけて緩やかなテーパードが入るスマートストレートデザインです。
素材的に一年中使用でき、ご自身で2、3年後の生地の表情を仕上げていく楽しみがあり、デザインでは、普段着のTシャツからカジュアルアップのテーラードジャケットとのコーディネートが可能な汎用性高いアイテムになります。
心地良い素材の経年変化をショップコンセプトにしている当店のリコメンドアイテムになります。
【F.O.B FACTORY】
岡山県の南端に位置する繊維の町、児島。
F.O.Bはこの町で、職人に学び、職人と一丸となって服を作っています。
質の良い生地、確かな縫製。そこにある丁寧さと安心感。
F.O.Bの服に見られる、古着、洗いざらしの風合いは、様々な薬品・手法を用いた手作業での加工によるものです。
岡山地区でも最先端の加工場と手を組み、どのようにすれば想像通りの風合いになるのだろうかと手を動かしながら、完成へと向かってゆくのです。
それぞれの技術や生地の特性、そして着用する身体そのものやその生活を考えることで必然的に生まれるデザインされた服が、皆様の生活のなかにほんの少しでも良き影響を与えることを目指しています。